中地階から

アングラではないけれど、メジャーとはいえないようなアレコレ。まさに中地階。有用無用にとらわれず取り上げます。

グリーンプラザさがみはら

相模原市の市役所の近くに「グリーンプラザさがみはら」という商店街があります。

JR相模原駅からは歩いて15分くらいでしょうか、昭和の雰囲気が残っています。

f:id:cskspst:20190930012113j:image

案内図、右端には「国鉄横浜線」が走っています。昭和の置き土産。

信号機の看板はちょっと凝っています。

f:id:cskspst:20190930012238j:image

よく見ると、グリーンの「ン」の点が手形になっています。なぜ手形なのかというと…

 

この通りには手の形をしたモニュメントが2基設置されています。なんと、岡本太郎の作品です。

 

昔は噴水があって水が流れていて子供たちの遊ぶ声がしていたのですが、今はちょっと寂しい商店街になっています。

 

「QF付き」なニュース

NHKの番組表を見ると、地震や事件などの臨時ニュースに「QF付き」と表記されていることがあります。

例えば、2020年1月3日の未明にあった地震のニュースは、以下のような感じです。

f:id:cskspst:20200104001631p:image

QFが付いていると何が違うのでしょうか? もしかして見るとおトクかも知れません。

そんなわけないですね。

 

結論から言うと「QF」という制御用の信号が放送に重畳されていることを示しているようです。

 

ではそのQF信号の役割はというと、学術誌「テレビジョン」に以下のような記述がありました。

 

QF信号は緊急ニュースを制御するためのもので、東京より送出される。これを受けた各局はどのような番組構成にあっても、回線を受けるような切替えをし緊急ニュースを最優先で送出するようになっている。

 

三浦俊典, 鈴木靖夫, 長谷川収. [講座]テレビ放送のソフトウエア -番組制作と運用技術-: 送出運用技術. テレビジョン. 1972, vol. 26, no.2, p.133.
https://www.jstage.jst.go.jp/article/itej1954/26/2/26_2_123/_pdf/-char/ja

臨時ニュースなどを東京にある放送センターから強制的にNHKの全ての局に放送する役割があるようです。

地デジの現在では仕様も変わっていると思いますが、内部的にはQF信号を用いて制御しているのかも知れません。

逆に、これほど古くから放送の切り替え制御を考えていたというのも驚きです。

 

ちなみに、現在では東京の放送センターに被害が及んだ場合は大阪から放送することになっているので、大阪放送局に切り替える信号があるかも知れません。

お台場のポートストア

コンビニに詳しい方には常識(?)ですが、東京や横浜の港町にはこんなお店があります。

f:id:cskspst:20190831020948j:image

どう見てもローソンです。ありがとうございました。

この写真はお台場のテレコムセンター近くのローソン、いやポートストアですが、ロゴに合わせて"PORT STORE"の文字もしゃれています。

 

詳しい経緯はポートストアで検索してもらうとして、店内はどうなのかというと…

 

ふつうのローソンです。当たり前ですが。

 

キャンペーンのポスターも他の店舗と同様のものが貼ってありますし、からあげクンも好評発売中。

他と決定的に違うのは、一帯が倉庫の建ち並ぶ地域なので、その場所柄…

f:id:cskspst:20190831021422j:image

どう見てもワークマンです。ありがとうございました。

充実した作業用品の品揃えです。また、掲示板には港湾局のお知らせが貼ってありました。

 

港町に行ったらポートストアへどうぞ。

新宿駅のゆるキャラ(?)

新宿駅の山手線ホーム(13・14番線と15・16番線)の池袋寄りは柵がありますが、ここにちょっと古くさい看板があります。

f:id:cskspst:20190720020701j:image

落書きされていますが、右下に頭を下げている駅員さんがいます。

f:id:cskspst:20190720021000j:image

ネクタイをキチッと締め、髪は七三分け、優しそうな表情の、この駅員さん、「しんちゃん」というそうです。

 

新宿駅で配布していた周辺地図に「新宿駅のしんちゃんです」と自己紹介されていました。

 

かつては駅構内の至るところで見られましたが、改良工事に伴いリストラされ、だいぶ少なくなってしまいました。

 

噂によると仙台地区に転勤されたようです(笑)

 

この看板もいつまで残るか分かりませんが、しんちゃんには末永く活躍してほしいものです。

ないものはない!!

f:id:cskspst:20190704021854j:image

「ないものはない!!」と言われたら諦めるしかありません。だって、泣こうがわめこうがそこには「無い」んですから。

 

そんなキャッチコピーなお店がありました。何も売っていないんでしょうか?

 

静岡県伊豆半島堂ヶ島の近くにそのお店はあります。

f:id:cskspst:20190704022418j:image

ないものはない、スーパーサンフレッシュ。「松崎店」とありますが、近隣に4店舗あるようです。

 

f:id:cskspst:20190704022615j:image f:id:cskspst:20190704022637j:image

 

外観はコンビニのようですが、スーパーマーケットを謳っているだけあって生鮮食品やお惣菜、日用品もあります。なかなかの品揃え。

 

さらにレジは電子マネー対応、Suicaで買い物もでき、ポイントカードもあります。これには驚きました。

 

付近にマックスバリュもあるなか、地域系スーパーも頑張ってます。

 

八王子駅の動く電光掲示板

現在は撤去されていますが、JR中央線八王子駅には、ホームの天井下に乗車口を示す電光掲示板が設置されていました。

f:id:cskspst:20190131021505j:plain

ほかの駅にも同様のものがありますが、八王子駅のものは動くのが特徴でした。

電光掲示板が設置されていた当時、特急列車には(臨時列車を除いて)E351系の「スーパーあずさ」と、E257系の「あずさ」「かいじ」の2種類がありました。

乗り降りするドアは車両の端にありますが、車両によりその位置が若干違い、E257系の8号車に至っては真ん中にあるという変則的なものでした。

このために、列車(車両の形式)に応じて電光掲示板が動くようになっていた、というわけです。

f:id:cskspst:20190131021507j:plain

f:id:cskspst:20190131021508j:plain

この2枚を比べると、向かって左側の電光掲示板の位置が変わっているのが分かると思います。

今ではすべて撤去され、床面のステッカーで案内されています。コストもかかるので致し方ないですね。

23時間営業??

埼玉県のとある道を走っていると、エッソのガソリンスタンドがありました。

看板を見ると…

23時間営業?

「24H」と書かれたエッソの看板はよく目にしますが、「23H」とは珍しいな、と思いました。

調べてみると、「ガソリンの納品などでシステムが使えなくなり、その間は給油ができなくなる。そのため時間は不定だが完全な24時間営業ではない『23時間営業』表記にしている」ということでした。

他の24時間営業の店舗は、おそらく2系統の給油機を持っており、納品時に1系統ずつ停止させる方法をとっているのではないかと思われます。

いろいろ、大人の事情が垣間見える「23時間営業」でした。