中地階から

アングラではないけれど、メジャーとはいえないようなアレコレ。まさに中地階。有用無用にとらわれず取り上げます。

タバコじゃなくてチャバコ

とあるお店でタバコを見つけました。でもよく見ると…

タバコ…?
Tabaccoならぬ「Chabacco」。パッケージまでタバコにそっくりです。注意書きがなかなかしゃれてますね。

私はタバコは吸わないのですが、非喫煙者でも一目で「タバコ?」と思わせるデザインが面白いです。

裏面はわりとまじめ(?)に説明が書かれています。

いたずらで会社の喫煙所に置いてみたら、同僚が「誰のタバコだろう?」と開けて笑ってました。

喫煙所のChabacco

お茶どころ静岡・掛川生まれの商品で、スティックタイプの粉末のお茶です。 公式サイトがまた凝ってます。

www.chabacco.jp

最近ではテレビなどでも取り上げられたり、静岡を飛び出して狭山茶のPRにオリジナルデザインの商品が出たりと着実に販路が広がっているようです。

高速道路のサービスエリアでは自動販売機で売られていました。

ちゃばこの自販機
なるほど大きさがほぼ同じなら既存のタバコ用自販機でも売れるので、販路の開拓もローコスト。

ちなみに、このとき立ち寄ったのは夜遅くだったので、自販機では買えませんでした。 本物のタバコならともかく発売時間まで一緒にしなくてもと思いましたが、単に店舗の営業時間と同じだけという理由のようです。

夜間は発売しません
自販機の横を見るとコードが抜いてありました。なんとも単純。

タバコならぬチャバコでコミュニケーションを取るのもいいかも知れません。

団地の中のトンネル

東京都日野市の、ごくふつうの団地。京王線沿いにあります。遠目に取ったので建物が木々に隠れていますが、いかにも「昭和の団地」です。

線路沿いを歩いていたのですが(別にあやしいことはしていません)、ふと地下に降りる通路を見つけました。自転車用のスロープです。

こんなところで地下に降りて、どこにいくんだろう? と単純に思い、近づいてみました。スロープの反対側には、階段があります。なんだかダンジョンみたいですね。

下に降りてみました。「R.I.P.」なんて縁起でもない落書きがしてありますが、どうやら京王線を渡る地下道のようです。

反対側も同じように、スロープと階段があります。

土曜日の昼間、この日はかなり暑くて、通る人は誰もいませんでした。階段の上から見るとなんだかラピュタにでも来たようです。

この団地、京王線を挟んで両側に団地の敷地が広がっているので、安全に行き来できるように設置されているものと思われます。

線路を渡る地下道が、半ば私有地ともいえる団地の敷地内に設置されているというのも珍しいような気がします。

余談ですが、そもそもなぜこれを見つけたのかというと…

この場所の"ロケハン"をしていたのでした。この団地も「耳をすませば」に出てきそうな雰囲気の建物でした。

Excel(古い形式のファイル)を見ただけで足跡が付く仕様

Excelでかつて使われていた形式 ( 拡張子が「.xls」で、現在の「.xlsx」ではない方 ) のファイルには、一人分の足跡機能があります。

…もちろん足跡を見るためのものではなく、用途が全く謎な仕様です。

具体的にどんなものなのかというと、

「ファイルを開いただけで、現在のユーザー名がファイル内に記録されてしまう」

という仕様です。

通常、ファイルを開いて何も変更せずに閉じれば、データは1バイトも変更されないはずですが、Excelはそうはいかないようです。

実験してみましょう。

まず、適当なファイル「Book1.xls」を作成し、フォルダ内にコピーします。

この2つのファイルを比較します。コピーしただけなので、当然ですが同一の内容です。

次に、「Book1 - コピー.xls」をExcelで開きます。

…なぜか、開いているファイルの「更新時刻」が現在時刻になっています。

ファイルを見ただけということで、何も編集せずにExcelを閉じます。

その後フォルダを見ると、更新時刻は当初のものに戻され、画面上では何も変化がないように見えます。

再びファイルを比較してみます。すると…

選択した部分が密かに変更されています。

Book1.xlsの方は「foobar」と記録されている箇所が、先ほど開いてすぐに閉じたはずの「Book1 - コピー.xls」では「Userar」となっています。

公式な記述が見当たりませんが、この部分には「ファイルを開いた時にログインしているアカウント名」が記録されるようです。

この実験でも「Book1.xls の作成時」と「Book1 - コピー.xls を開いた時」とで、ログインしているアカウント名を切り替えました。

前者は "foobar" で、後者は "User" でログインしていたのです。

当初記録されていた "foobar" に "User" が上書きされたため、上の画像のような状態になったのです。

ファイルの更新時刻は変化していないのに内容が異なってしまうのがたちの悪いところです。

対処法としては、今回の実験のように「ファイルをコピーして開く」しかありません。

この仕様はExcelだけで、WordやPowerPoint ( いずれも古い保存形式 ) ではこのようなことはありません。

また、現在の保存形式 ( 拡張子が .xlsx ) もこのような仕様はなく、あくまで「Excelの古い形式のファイル」のみで発生するものです。

バイナリエディタでも使わない限りわからないものですが、いったいなぜこんな「一人分の足跡」がつくのか、謎です。

古いExcelのファイルを見てみたら、懐かしい名前が出てくるかもしれません。

レアなごきぶりホイホイ

ごきぶりホイホイといえば、あの忌まわしきごきぶりさんたちの住まいとして定番商品ですが、とあるところにこんなものがありました。

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真っ白です。でも形はどうみても「ごきぶりホイホイ」。

 

上面に「アース環境」と書いてありますが、「ごきぶりホイホイ」の製造元、アース製薬がグループ会社に提供するOEM品かもしれません。

 

ごきぶりの駆除というわけではなく、単純に衛生面での環境調査用なのかもしれません(そう思いたいですが)。

パイ、おまんじゅう、栗。略して…

富山県に、磯野屋菓子舗というお菓子屋さんがあります。

www.isonoyakashiho.com

ここに、知る人ぞ知る銘菓があります。 テレビの「月曜から夜更かし」で放送されたので既にご存知の方も多いかもしれませんが、その名も… 「パイおまん くり」

なんというインパクトのある名前でしょう。 きちんと名前の由来もあります。狙ってつけたわけではないようですが…

説明書きの通り、パイ生地の中に黄身餡、その内側に栗がまるごと入っていて、3種の素材の味が絶妙にマッチしています。

同店にはもうひとつ「いちじくコアントロー」という特徴的なお菓子があります。 生菓子には珍しい、イチジクを使ったお餅です。こちらも美味。

磯野屋菓子舗、富山駅の駅ビル「とやマルシェ」にも出店していますが、本店は富山市中心部から車で国道41号を南に30分ほど走った、旧大沢野町にあります。

国道から一本脇に入った、昔ながらの佇まいの商店街です。

路線バスだと富山駅から笹津・猪谷方面で「大沢野小学校前」が最寄りです。

本店の方が圧倒的に品数が多く、あれもこれも欲しくなってしまいます。

富山に旅行に行った際には、職場へのお土産に「パイおまん」をもっていくと面白がられるかもしれません。結果がどうなるかは自己責任ですが。

ニート

ニート」というとあまり良いイメージはありませんが、「ニート」という名前のお店があります。

北海道、旭川の閑静な住宅街、春光台。

こんな感じで、通りにはごくふつうの建物が建っています。

雑居ビルのようですが、看板を見ると…

「喫茶 ニート」。 「ニート」という単語が根付く前からこの地に店を構え、これこそが元祖「ニート」であることは、この看板の色褪せ具合から見ても明らかです。

ビルの入り口を撮影しました。 ガラスに反射してかなり見づらいのですが、ドア内部にも「喫茶 ニート 2F」と看板があり、取っ手の上には「階段が急なので注意してください」とあります。

さらに手書きで「7月14~18日まで休ませていただきます ニート店主」とお知らせが貼ってありました。 「ニート店主」というのもなんだか矛盾を感じますが、お店の名前なので致し方ありません。

口コミでは「営業しているのかいないのか今一つわからない」とありますが、こんな感じで手書きのお知らせが貼ってあるあたり、今(2022年)も営業していることは間違いありません。

また訪れた際には入ってみたいものです。

(おまけ) ニート出入口の画像でもわかりますが、向かいにはツルハドラッグがあります。 店内にはこんな「ご当地栄養ドリンク」があったので、思わず撮ってしまいました。 北海道物産展はあちこちで催されますが、真のご当地モノは足を運ばないと得られませんね。

元祖モスボックス

「モスボックス」という、かなり大きめの衣類の収納ケースがありました。

つい最近までアイリスオーヤマで販売されていましたが、もともとは小林製薬が製造していた商品です。 紙製で押入れの奥行に合うサイズだったので、私が子供の頃はこれが積み上げられていました。 「モスノー」という防虫剤が配合されているのが商品名の由来ですが、現在では販売されていないようです。

元祖モスボックス

大掃除していた時に、元祖ともいえるモスボックスが出てきました。 そうそう。こんな平べったいサイズで、取っ手がついていました(取れてしまっていますが…)。 日本の家にマッチする木目調です。

「モスボックス」のロゴがなんともレトロ。

モスボックスのロゴ

以前は小林製薬が発売していましたが、さらにその前は「小林脳行」の商品だったんですね。なんだかちょっと怖い雰囲気です。 電話番号も、東京03の後の局番は3桁です。

製造元

現代のモスボックスにはネコが入りました。

ネコ入りモスボックス

紙製で処分も簡単なので、復活して欲しい商品ですね。